顎変形症や交叉咬合などの可能性はありますか?これは矯正で治りますでしょうか…?

和歌山県20歳女性


昔から出っ歯だったのですが、2019年に親知らずを4本抜いてから上の歯全体が左に寄って前より歯が全体的に出っ歯になったように感じます。数年前の写真と比べると笑って撮った時に前歯と左右三本が写っていたのですが、最近は右4本、左が3本見えるようになっています。前歯から左の歯が特に前へ出ていて、少し斜めに感じます。

写真を撮ると口元が歪んで見えて左のほっぺたが腫れて見えてたり、前歯の真ん中が鼻から真っ直ぐじゃなのが悩みなのですが、これは歯が左に歪んでいるから口元が歪んで見えるのか、成長と共に顎が歪んでいるのか何が問題なのか分からないです。今まで噛み合わせなどで指摘されたことが無いのですが顎変形症や交叉咬合などの可能性はありますか?これは矯正で治りますでしょうか…?


A.こんにちは、太田矯正歯科クリニックの太田です。
お悩み相談ありがとうございます。

歯並びとかみ合わせは矯正治療のみでも改善します。骨格の歪みは外科矯正治療でないと改善しません。お顔全体のお写真が無いので歪みはわかりませんが、顎変形症と診断するほどのズレでは無いと思います。通常は矯正治療のみでの治療だと思います。
 
骨格が変形して歪みがある場合もありますが、筋肉厚みや脂肪などの軟組織が原因で歪みがある場合もあります。
 
下顎の歯数が不足している場合もあります。 その場合、前歯の突出や正中線のずれの原因となる場合もあります。
 
側方観、歯軸も写真データではわからないので、抜歯症例になるか非抜歯治療で改善できるかわかりませんが、通常、上顎の前歯の突出を改善する場合は、小臼歯の抜歯が必要となる症例が多いです。
 
矯正装置の内容は様々な治療方法がごさいますが、当クリニックの場合、基本的に唇側にブラケットという装置を装着しての治療となります。動的治療期間は約3年前後を要します。
 
矯正治療の費用は、自費治療となりますので、当クリニックの場合、症例差が有りますが、一般的に総額80万前後の費用が必要になります。
顎変形症として外科矯正治療の場合は保険適用となります。
太田 安彦

太田 安彦

皆様の健康と笑顔を守る矯正歯科医療を目指します。

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