我が子にはどのようなタイミングでどういった矯正が最適であるか、可能な範囲でカウンセリングよろしくお願いします。

和歌山県5歳女児




定期的に通っているクリニックで、永久歯がはえる前からレントゲンで前歯の歪みや顎の小ささを指摘されていました。
現状、下の永久歯2本が歪んではえた状態をみて、1日14時間装着の矯正をはやめにするよう進められました。
ただ色々調べると、下の歯は矯正をしても歯を動かすだけで顎は広がらないとのことで、高い治療費を払って大変な思いを何年も続けた結果、キレイな見た目、正常な噛み合わせ、といった成果に繋がるのか不安です。
我が子にはどのようなタイミングでどういった矯正が最適であるか、可能な範囲でカウンセリングよろしくお願いします。


A.こんにちは、太田矯正歯科クリニックの太田です。
お悩み相談ありがとうございます。

矯正治療には、色々な考え方、治療方法がありますので悩まれて当然だと思います。治療方法、診断の違いはクリニックによって違うと思います。似る事はありますが、治療開始時期、治療終了時期の考え方も医院により違いがあって当然だと思います。

お写真よりですが、当クリニックの場合は、現状より治療に取り掛かることはございません。

これから顎骨の成長発育もありますし、永久歯への交換もありますので、まず上顎の4前歯が萌えるまでは定期的な経過観察を行います。状況に応じて矯正治療の初期治療を検討しますが、早くから取り掛かる症例であっても多くは、8〜10歳頃からとなります。
骨格のバランスに大きな問題がある症例、永久歯の萌出方向異常や歯胚の位置異常、歯並びや顎骨の成長発育に影響を及ぼす悪習癖などがある症例は早期治療を検討する場合もあります。

当クリニックでは、小児期に矯正治療を開始しても、永久歯にはえかわり、顎骨の成長発育が落ち着くまでの期間を最低限の治療期間と考えますので、かなりの長期間を要します。
その間、ずっと矯正治療の動的処置を継続しているわけでは無いですが、小児期の矯正治療が終了しても上記の時期までの経過観察が必要となります。

太田 安彦

太田 安彦

皆様の健康と笑顔を守る矯正歯科医療を目指します。

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